- LE BIJOU -


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Le Bijou
こちらは1880年ごろ作られたボヌールドジュールです。
ライティングスペースの上に棚がつくタイプの家具をボヌール・ド・ジュール と呼びますが、日本語にすると「今日の幸せ」、そう呼ばれるようになったのは “この前に座ればいつも幸せを感じる事ができるから” というのが由来の一つと言われています。
女性が生涯の共として大切にしたという ボヌールドジュール。娯楽の少なかった当時、読書をしたり愛する人に手紙を書いたりする時間は、何にも代えられない特別なものだったのでしょう。
そしてもらったラブレターを大切に引き出しにしまい、ここに座るたびにこっそりと読んで幸せに包まれたという背景などが、家具の名前となっています。
なんとも愛の国フランスらしい 心温まるエピソードですね。
さて今回ご紹介するボヌールドジュールのポイントは、やはりこの美しさ。
薄いローズウッドの色味と木目模様、それに美しい花々が描かれた陶板からは実に女性らしい柔らかな雰囲気が。
一方、至る所に付けられたさまざまなデザインのブロンズ装飾は大変ゴージャスで重厚感のある雰囲気を。
実に絶妙なバランスでまとめられたこの家具からは、上流階級の上品な美のオーラが満ち溢れています。
また素晴らしさはルックスだけでなく、構造面も賞賛に値するクオリティを誇っています。
アンティーク家具にはあって当然の僅かな歪みや化粧板の浮きや剥がれは、ほとんどありません。
また扉が大変スムーズに開閉したり軋まずに動くのは、当たり前のように見えて実は本当に素晴らしい事です。
長い時間や温度や湿度によって木材は少しずつ歪み、その結果全体のバランスが僅かに崩れる事で扉や引き出しの開閉に問題を起こしたり、ガタつきを生じたりします。これは自然の摂理が起こす現象として至極当然であり、悪い事ではありません。
しかし、素晴らしい技術をもって作られている家具は、この自然な歪みさえも生じさせない知恵と材料が用いられており、150年近く経った今になっても僅かなズレもない家具を私たちが目にできるのです。
当時の職人が150年先の状態を想像しながら作ったかどうかは誰にもわかりませんが、彼らがベストを尽くした結果が今のこの素晴らしい姿へと繋がっているのは確かでしょう。
見るだけではわからないクオリティの高さは、店主が修復作業を進める途中に細かな部分まで見て触れる事で伝わってきます。
その作業を終えた店主自身が驚くほどのクオリティの高さと美しさをもつ家具に、出会う事ができました。
ここへは書ききれないこの素晴らしさを、ぜひ実際に見て感じてほしい、珠玉の逸品です。
タイプ: ボヌールドゥジュール | スタイル: Napoléon III | 年代: vers 1880 | 輸入国: France |
材質 | ボディ: オーク | 表面: ローズウッド | 仕上げ: フレンチポリッシュ |
サイズ | 横幅: 67.7 cm | 奥行: 44.5 cm | 高さ: 152.2 cm |

商品番号: LPC480 / SOLD OUT | |
税込価格: - 円 | |